カテゴリ:保証会社情報 / 投稿日付:2021/01/23 16:56
保証会社の「ナップ賃貸保証」実際審査は厳しい?ゆるい?
審査基準や、審査に落ちた後の対策を大公開!
(この記事は約5分で読めます)
目次
1. 保証会社の仕組み
2. ナップ賃貸保証の概要
3. ナップ賃貸保証は信用系保証会社
4. 審査基準や属性別の審査通過率
5. 審査に必要な書類
6. 審査期間はどれくらいか?
7. 保証料
8. 本人確認や緊急連絡先への電話はいつくる?
9. ナップ賃貸保証の審査に落ちてしまったら
10. まとめ
保証会社の仕組み
家賃保証とは、賃貸住宅の契約をする際に家賃保証会社が借主の連帯保証人を代行するサービスのことです。
借主は賃貸借契約とは別に、保証会社との間で保証委託契約を締結し、借主が何らかの理由で家賃が支払えなかった場合に、保証会社が代わりに家賃を肩代わりして家主に支払う仕組みです。
もちろん借主は立て替え払いされた家賃を後日、保証会社に支払わなければなりません。
借主が家賃保証システムを利用するには、家賃保証会社の審査を通過する必要があります。
借主にとっては「賃貸契約時に連帯保証人が見つからない」「頼みづらい」といった事情がある場合でも、家賃保証会社が代行してくれるため安心です。
また、近年では「保証会社必須」とされている物件がほとんどです。
家主にとっても、家賃滞納リスクが無くなり、仮に契約解除や訴訟が起きた場合でも、それらの費用が保証されるので、安心して賃貸業を営むことができる仕組みになっています。
ナップ賃貸保証の概要
ナップ賃貸証は、東京都千代田区に本社を置く保証会社です。グループ会社には、物件を探す前に審査をするサービス(アキベヤ)を提供する不動産情報サイトを運営する会社や高額不動産物件を売買する会社などがあります。
会社名称:ナップ賃貸保証 株式会社
本社所在地 :
〒102-0083
東京都千代田区麹町3-5-2
営業時間:10:00~18:00(土・日・祝休業)
資本金:5,500万円
設立:2001年
加盟団体:LICC
ナップ賃貸保証は信用系保証会社
保証会社には3つのレベルがあります。
レベル【高】
↑ 信販系保証会社
↑ 信用系保証会社
↑ 独立系保証会社
レベル【低】
下から上に行くほど審査の難易度が上がります。
なお、「信用系保証会社」は、保証会社レベルでは中程度と言えます。なお、信用系保証会社は他にも以下のような会社があります。
全保連(LICC)
日本セーフティー(LGO)
フォーシーズ(LGO)
ラクーンレント(旧ALEMO)(LGO)
ジェイリース(LICC)
Casa(カーサ)(LGO)
アーク(LICC)
ルームバンクインシュア(LICC)
ニッポンインシュア(LICC)
興和アシスト(LGO)
など
↓保証会社ごとの難易度は以下の表を参照ください
審査基準や特徴
審査ポイントは以下の通りです。
基本的に保証会社の審査基準は「家賃の支払い能力があるか?」がキーポイントとなります。
①審査要件(ナップ賃貸保証の審査部の最低基準)をクリアしているか。
②LICCに加盟している保証会社でトラブルを起こしていないか。
③所有者(大家さん)がNGを出している職業かどうか。
④反社会的勢力に該当しないか。
⑤本人確認連絡の際に、申込の内容通りに対応しているか。
⑥エゴサーチで名前が表示されないか。※
※犯罪歴等がある方でネットに名前の掲載があると、審査が通りません。
過去、信用系保証会社(LICC)に加盟している保証会社で、下記いずれかをしてトラブルがあった場合、
審査通過率は一気に落ちてしまいます。
・1ヶ月以上の滞納を複数回しているか
・3カ月以上の滞納を1回でもしているか
・退去時に大型家具を置いてそのまま、無断で退去したか
・家賃や更新料未納の状態で退去したか
また、入居者の属性によっても審査の通過率は変わってきます。
通過難易度のイメージを以下の表にまとめました。
属性別審査通過傾向:高 ◎ > 〇 > △ > × 低
全体的には、LICCの中でも審査が比較的緩めと言われています。
普通に申込みをした場合、属性が弱めだと審査は通りにくいです。また、将来的な視点で収入が低い、預貯金が少ないなどの方は審査が通りにくい傾向があります。
審査に必要な書類
たいていの場合、審査をかける上で以下の書類が必要となります。
・身分証明書(運転免許証等の写真付きで公的なもの)
・健康保険証
・収入証明書(源泉徴収票or給与明細or確定申告書など)
・在職証明書
※他にも必要となるものは追加で不動産会社経由で連絡がきます。
例えば、以下のような場合は通常の審査に加えて追加書類が求められます。
預金審査をかける場合:預金通帳のコピーまたは残高証明書
未成年の場合:親権者の同意書
提出書類に漏れがあると審査がストップしてしまうので、事前に不動産会社で必要書類は何を準備すればよいか確認しておきましょう。
審査期間はどれくらいか?
審査通過時:3-4日
審査否決時:1-2日
一般的な保証会社と同程度の審査期間です。
なお、上記日程は目安であり、申込者、緊急連絡人に本人確認の電話がつながらない場合は、1週間以上かかる場合があります。注意点として、本人確認が1週間以上取れない場合は、管理会社から申し込み自体を一旦棄却される可能性があります。
審査期間が長引く場合は、以下の要因が考えられます。
・本人確認の連絡がつながらない。
・緊急連絡先に電話がつながらない。
・家主の確認が取れない
・収入証明書などの追加書類がナップ賃貸保証に未着(仲介会社に渡してもそこから先が怠慢でナップ賃貸保証に提出していないこともあります)
・申込書の未記入欄が埋まっていない
などです。
保証料
基本は下記2パターンです。
✓連帯保証人なし
初回総賃料の50%~/年間更新料 1万円
✓連帯保証人あり(審査通過率が+30%です)
初回総賃料の50%~/年間更新料 1万円
本人確認や緊急連絡先への電話はいつくる?
本人確認や緊急連絡先への電話は、
“身分証明書+収入証明+申込書未記入欄が全て揃った(埋まった)後”です。
通常、2-3日以内に来ます。
そのため、必要書類が揃わない段階だと電話はいつまでも連絡はきません。
また、緊急連絡先になっている方には事前に連絡が来る旨を伝えておきましょう。
夜職の方は在籍会社を利用するケースが多いですが、現職と前職それぞれの在籍会社+収入証明書が必要となります。その場合、在籍料の費用は通常の倍かかります。
ナップ賃貸保証の審査に落ちてしまったら
審査に落ちた時は、全保連(加盟機関:LICC) や Casa(加盟機関:LGO)などの他の信用系保証会社か、独立系保証会社で再審査をする流れがあります。その場合、下記のフローをとりましょう。
①申込内容を見直す←最重要!!
②他の保証会社で再審査をかける
③「②」が断られた場合、諦めて他の物件を選定する
①が最重要である理由は、「なぜ」審査が落ちたのかを分析する必要があるからです。理論上は、独立系よりも信用系の保証会社のほうが審査が厳しいです。審査が通らなかった理由を解明しないと再度審査落ちという結果になります。
分析方法は、知識と経験が必要です。
弊社には過去に保証会社に在籍し、審査の内部事情に精通したスタッフが複数おります。
不安な方は再申し込み前に一度エース不動産へご連絡ください。
まとめ
保証会社でトラブルがあった方の多くが、審査について不安を感じるケースが多いと思います。
それゆえに対象物件を見つけた場合は、審査前にご相談いただけると幸いです。最悪、ナップ賃貸保証の審査が落ちた場合は、一旦申込を取り下げ、“なぜ”審査が通らなかったかを分析し、再度信用(or独立)系保証会社へ申込をする場合であれば審査通過率は高くなります。
審査が落ちそうな要因がご自身で心当たりがある場合は申込前に弊社や最寄りの専門会社へ連絡いただくことがベストです。
もし最寄りに専門会社がない場合や、1都3県の審査に困った方は、専門会社のエース不動産へお問合せください。
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